あなたのご家庭では旦那さんやお子さんのお小遣い額はどのように決めていますか?
一般的な平均額に合わせて月々支給していますか?
そもそも子供のお小遣いは、
- 月々固定額を渡すのか、
- 固定額にお手伝いをしたりすると都度上乗せで渡すのか、
- 必要な額を都度渡すのか、
どの方法が教育的にも家計的にもよいのでしょうか。
また、旦那さんのお小遣いはどの程度が平均的なのでしょうか。
- 年収の何割を目安とするのか、
- 固定額に必要な都度上乗せで渡すのか、
- クレジットカードを渡して自由に使ってもらうのか、
よそのご家庭のお財布事情は聞きづらいですが気になりますね。
特に旦那さんのお小遣い額は年収を遠回しに聞いているようで…。
ここでが子供や旦那さん、専業主婦のお小遣いの平均的な額はいくらなのか、どのように算出しているのかについてリサーチしてみたのでご紹介していきます。
もくじ
『子供のお小遣い』平均額はいくら?その使い道・内訳は?

子どもが成長してくると、いずれは考える必要が出てくるお小遣い。
子供に健全な金銭感覚を養わせるためにもお小遣いは必要です。
しかし、各家庭においてお小遣いを子どもに定期的にあげる、歩合制で渡す、必要時に渡す、などその方針は様々でしょう。
そこで、年齢別に月に1回渡す平均額を調べてみました。
小学生
【小学校低学年:平均500円】
- 最も多く回答された金額:500円
- 最も多い回答の金額帯:500~700円(21.7%)
- 次に多い回答の金額帯:100~200円(17.8%)
【小学校中学年:平均900円】
- 最も多く回答された金額:700円
- 最も多い回答の金額帯:500~700円(27.3%)
- 次に多い回答の金額帯:1000~1500円(19.7%)
【小学校高学年:平均1,100円】
- 最も多く回答された金額:500円
- 最も多い回答の金額帯:500~700円(37.6%)
- 次に多い回答の金額帯:1000~1500円(29.9%)
中学生
- 平均額:2,500円
- 最も多く回答された金額:1,000円
- 最も多い回答の金額帯:1,000~2,000円(31.3%)
- 次に多い回答の金額帯:2,000~3,000円(21.1%)
小学生から中学生に進級するとおこづかいも一気に倍と驚きの結果。
最も多く回答された金額も500円から1,000円へと上がっています。
確かに小学生だと友達とお菓子を買う程度だった使い道も、中学生になると友達へのプレゼントや友達との飲食代など、自分のためだけから、友人などとの人との付き合いにお金を使うようになっています。
成長とともに、大人のお金の使い方を身につけていくようです。
高校生
高校生にもなると、さらに交友関係も広がり購入する物の単価も上がります。
さすがに小学生のように100円程度のお菓子ではすまなくなりますね。
一般的に高校生のお小遣い平均は5,000円となっているようです。
高校生にもなるとスマホの月額料や服飾費が必要となり、お小遣いの範囲で収まらなくなるケースも多々あるでしょう。
中には、それらを自分で工面するため、アルバイトをする子供も沢山います。
ですので、この5,000円収まっているのかと言われるとそれは『NO』。
この年齢までくると、アルバイトをして必要額を稼ぐことも社会経験と第一歩としてよいのではないでしょうか。
大学生
大学生になり彼ら彼女らにかかる費用の一切を家計から支出していると言う家庭はどれほどあるでしょうか。
アルバイトをする暇もない医学生などは別として、サークル活動や飲み会を楽しむ学生にも親がお小遣いを渡していると言うご家庭は、余程余裕があると言えますね。
では、親がどこまでを負担しているかですが、一番多いのは『定期代や学費のみ親が支払っている』と言うケースです。
スマホ代や交際費、服飾費はアルバイトで賄っている学生が殆どで、むしろ、大学生はそのためにアルバイトをしている方も多いのではないでしょうか。
大学生でも『時給1,000×3時間/日×20日間=60,000円』となります。
講義のない土日にもっと働いたとしたら10万円程度稼ぐ学生もざらです。
自宅から通学している学生なら十分ではないでしょうか。
更に、休みがタップリある春休みや夏休ならもっとフルでアルバイトが出来ますし。
あえて大学生のお小遣い平均を出すのであれば、高校生から継続で契約しているスマホ代1万円未満が妥当なところでしょう。
ここまで年齢別にお小遣いの平均額をざっとみてきましたが、どうですか?
お小遣いに対する教育はとても重要です。
小学生からお小遣い帳を付けさせるなどやりくりを身に着けさせることで、高校生や大学生になると必要なお金を工面するためアルバイトをするようになるのです。
子供にお小遣いを与えるかどうかは親次第で、そのお小遣いに意味を持たせるかどうかも親次第。
世間のおこづかい水準はあくまで平均です。
みなさんのご家庭各々の子育ての方針や子供の性格を考慮して、おこづかいを渡すか渡さないか、おこづかいの水準をどうやって決めるかを考えてみてください。
『旦那さんのお小遣い』平均額はいくら?

家計の見直しをする際、まずお小遣いが適正な金額か、もう少し減額することが出来るのでは?と着眼する主婦が多いと、家計の相談をよく受けるファイナンシャルプランナーは言います。
新生銀行が2017年に行った調査によると、未就学児がいるパパのお小遣いは約2.5万円が平均。
小学生のみがいる世帯のお小遣いは約2.3万円という結果になっています。
もちろん上記の結果も各家庭の経済事情によりけりで、上記の平均的な数字は専業主婦家庭の場合のようです。
共働きで少し余裕のある場合の旦那さんのお小遣い平均はプラス1万円が一般的のようですね。
思った以上に世の旦那さんはもらっていましたか?
予想以下でしたか?
独身世帯や子どものいない共働き夫婦世帯にはない教育費や子育てにかかる費用が案外多いのが現実。
旦那さんのお小遣いは家計に直結していると言うことがよく結果に現れていますね。
『旦那さんのお小遣い』決め方は?使い道はどこまで含まれるのか?

上記では旦那さんの平均的なお小遣事情をみてきましたが、ご自身の家庭と比べてみていかがでしたか?
お小遣いの平均額はあくまでアンケート調査の結果なので、収入や住宅ローンや家賃の有無によって変わってくるのは当然です。
では、旦那さんのお小遣いの算出するにはどのような方法が理想的なのでしょうか。
多くのファイナンシャルプランナーが推奨しているのは、『家計に占めるお小遣いの割合は、夫婦で10%以内に抑える』です。
私の周囲でも確かにその程度で設定している家計はうまく回っていることが多い実感があるのであながち間違いではなさそうですが、主婦の間でよく以下のような愚痴が聞こえてくるのも事実。
- 飲み代が足りないと前借していった。
- ゴルフは付き合いだからと家計から支出した。
- お昼代もお小遣いからだとキツイとお弁当を要求される。
- 美容院や服飾費は強制的
- に妻に行かされているのでお小遣いではない。
旦那さんのお小遣いは、家計収入の何割かで抑えることは大事ですが、前借りや付き合いで家計からの持ち出しがあるようでは、あまり意味をなしません。
大切なのは、『どの範囲までをお小遣いに含むか?』
『お小遣いを減額!』と言う前に、まずは『お小遣いの範囲』のルール設定をしてみましょう。
『旦那さんのお小遣い』ボーナス時は別途支給するのが妥当?

- ボーナスが多かったので少し渡した方がよいのか。
- ボーナスを稼いできたのは旦那さんで、全部家計に取り込むのはかわいそうか。
- 家計から一定割合をお小遣いにしているので、ボーナス時にも別途支給するのが当然?
と考えている主婦は多いでしょう。
それも旦那さんの収入額や家計によりけりです。
しかし、一般的にはボーナス時には別途お小遣いを上乗せしているご家庭が多いと耳にします。
それは『1割』だったり『ボーナスは折半』、『いくらまでは全額家計でそれ以上は全てお小遣い』など、各家庭ごのに面白いルールもありますよ。
また、堅実できりつめているご家庭では
- 車のローン返済にあてる。
- 住宅ローン繰り上げ返済にあてる。
- 生命保険や医療保険の年一括払いにあてる。
と言うケースもみられます。
各家庭において様々な支出がありますが、ボーナスを全て返済などにあてるのは余りおすすめしません。
それよりも、旦那さんの労を労ったりモチベーションを維持させるため、可能な範囲でお小遣いを渡すことが長期的には家庭円満、旦那さんの出世にもつながると考えています。
それでもどうしても『旦那さんに渡すルールにはしていない』と言う場合は、
- 大型家電を購入して家族みんなが楽しく明るく過ごせるようにする。
- 旅行に行く。
- 家族で額を決めて好きなものを購入する。
など、家族全体でボーナスを楽しむと言う方法はいかがでしょうか。
『妻や専業主婦のお小遣い』平均額は?そもそもお小遣いってもらっている?

専業主婦はひと月にお小遣いはどの程度使っているのでしょうか。
一般的には旦那さんが3万円前後の場合の主婦のお小遣いはその半分から2/3程度が多いようです。
確かに、専業主婦は普段自宅にいるため旦那さんのように仕事上などの付き合いが無い分交際費がかかりませんよね。
ですので、主婦が使うお小遣いは
- 美容院代:5,000円
- 化粧品代:5,000円
- 交際費・洋服費など:残金による
でトータル15,000円~20,000円が相場のようです。
また、『もらっていない』と言う主婦も多くいます。
しかし、実際現実的なことを考えると、上記で挙げた美容院代、化粧品代、交際費はどはかかってくるわけで、家計から支出しているのです。
お小遣いと言う名目があるかないかで、家計全体を見ると支出していることは間違いありません。
旦那さんのお小遣いにはシビアでも、自分のお小遣いとなると家計との線引きが曖昧いになっている主婦が多いのも特徴ですね。
お小遣いの平均額や設定方法まとめ

この記事では、子供や旦那さん、専業主婦のお小遣いの平均的な額はいくらなのか、どのように算出するケースが一般的なのかをご紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
お子さんのお小遣いは、小学生くらいになるとお小遣いが必要な年齢となります。
使い道を考えさせたり、お小遣い帳をつけさせたりと、お小遣い制度は健全な金銭感覚を身に着けるためにはとても大切な事。
これは親にとっては面倒な事かもしれませんが、子供が大人になって金銭感覚が身についていないと借金を繰り返したりとはちゃめちゃな大人にならないためにもとっても重要です。
日本ではお金の話はタブーと言う側面があり考えにくいのですが、欧米では、金銭教育が学校教育のカリキュラムに組み入れられています。
親子で楽しみながらもしっかりと子供のお小遣いについては管理してあげましょう。
それとは別に家計に直結する旦那さんのお小遣い。
『お小遣いがいくらか』よりも『お小遣いの範囲はどこまでか』が大切です。
明確なルールを設けることで、家計の収支を安定させる事が出来ますよ。
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